【福島市で報道部・鈴木優香理】東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県出身の児童生徒、学生110人で編成する東北ユースオーケストラ(TYO)は来年3月30日、盛岡市盛岡駅西通の市民文化ホールで公演する。音楽家の坂本龍一さんが代表・音楽監督を務め、本県では初公演となる。23日は本県の7人を含む団員91人が福島市の民報ビルで開かれた合同練習会に参加。「復興へと歩む人の心に響く音を届けたい」と意気込んでいる。

 合同練習会では坂本さんや、指揮を務めるバルカン室内管弦楽団音楽監督の柳沢寿男さんらの指導の下、団員らが真剣な表情で音を奏でた。

 TYOは2016年から毎年3月に東京で定期演奏会を開き、17年は郡山市、18年は仙台市でも公演。坂本さんは活動を継続する理由を「東北の力になれればと始めたことを簡単にやめたくない。東北を思い続けたい」と語り、陸前高田市や住田町での支援を通した出会いを振り返って「特別な親近感がある。(住民の顔を思い出しては)『どうしているかな』と考えているので岩手に行けるのが楽しみ」と心待ちにする。

 盛岡公演は午後2時開演。ピアノで坂本さんが、朗読で女優のん(本名・能年玲奈)さんが出演する。

 チケット一般発売は2月2日から。S席3千円、A席2千円。詳細はTYOのホームページ(http://tohoku-youth-orchestra.org/)へ。