岩泉町の地域おこし協力隊、針生(はりう)和美さん(37)は川崎市から移り住み、同町上有芸(かみうげい)で肥育されている「龍泉洞黒豚」を活用したギョーザ作りに取り組んでいる。豚の世話も実際に行い、間近で感じた生産者の情熱や町の魅力をギョーザを通じて伝えようと試行錯誤の日々が続く。

 22日は町中心部のうれいら通り商店街の感謝セールに合わせて試作段階の3種類を買い物客らに100個ずつ振る舞い、感想や意見を集めた。蒸し焼きにしてごま油をかけると香ばしい湯気が立ち上り、商店街の客や住民が龍泉洞黒豚の脂のうま味を堪能した。

 具材のチーズや野菜などはほとんどが町内産で、手作りの皮はもちもちとした食感にこだわった。現在は町役場有芸支所の調理室で毎日ギョーザの試作を行っており、来年以降は町内を中心としたキッチンカーでの販売やネット販売を目指す。