盛岡市盛岡駅前通のさわや書店フェザン店(松本大介店長)は文庫本の表紙をカバーで覆い、本に付いている帯だけを参考に選んでもらう「帯1(ワン)グランプリ」を今月末まで企画し、県内外の注目を集めている。著者名やタイトルが分からないまま購入することで、読んだことのないタイプの本に触れるきっかけを狙う。売れ行きは好調で、販売手法は大阪府や広島県の書店にも広がる。

 店内に専用コーナーを設け、約100種類の本を並べる。表紙は「せっかく書店で本を買うんだもん。ネットじゃできない買い方をしようぜ」と書かれた黒いカバーで覆い、下部に巻かれた帯のみで本を選ぶ。

 帯の言葉は「衝撃の問題作」「映像化絶対不可能」のほか「5メートルの巨大妻」など興味を引くものばかり。これまで最も売れている本の帯は、作家の伊坂幸太郎さんが「これから読む人がうらやましくて仕方がありません」と推薦文を寄せたもの。同店は旅行者の利用も多く「駅」のキーワードが入った本も好評だ。

 営業は午前9時~午後9時、不定休。問い合わせは同店(019・625・6311)へ。