盛岡市新庄の市動物公園(辻本恒徳園長)は21日、ツキノワグマの雌「月美(つきみ)」が死んだと発表した。国内でも珍しい32歳の高齢で、1989年の開園以来、市民に愛されてきた。クマがいなくなったため、同園は今後、他の動物園からの譲り受けを検討する。

 同園によると、月美は18日に死んだ。死因は心不全と肝不全。月美は夏ごろからせきをするようになり、内服薬で治療を続けていた。死ぬ1週間ほど前から食べる量が急減したため、部屋を暖めて冬眠させずに見守ってきた。

 辻本園長は「アフリカゾウのたろうに続き、開園当初から支えてくれた動物がいなくなった」と悲しむ。