岩手医大付属病院の建設が進む矢巾町で、交通量が増えるのに伴い交通事故も増加している。医療機関や商業施設の集積による交流人口の増加、周辺道路の拡幅工事など環境変化も影響し、今年の物損事故は11月末現在、前年同期の561件から2割以上増えて685件となった。紫波署は若い年代への広報活動や取り締まりを強化することで事故抑止に全力を挙げる。

 国道4号からJR矢幅駅に通じる同付属病院建設地前の県道は、朝夕の工事関係者の通勤や学生の通学時間帯には約2キロの渋滞が発生。日中も近隣の商業施設や病院などに向かう人たちの車がひっきりなしに行き交う。

 同署によると、矢巾町の交通事故は人身事故がここ数年、60件前後で横ばいなのに対し、物損事故は今年になって大幅に増えた。付属病院建設地周辺の道路工事や工事車両の増加、工事に伴う迂回(うかい)路の通行などもあり、追突や出合い頭の事故が多い。県内では減少傾向の24歳以下の青少年ドライバーによる事故、駐車場での後方不確認による事故が目立つのも特徴だ。