平泉町平泉の中尊寺(山田俊和貫首)で20日、新年を迎える準備の一つ、諸仏のすす払いが始まった。作務衣(さむえ)姿の僧侶3人が一年の感謝を込めて讃衡蔵(さんこうぞう)内に安置されている3体の仏像のすすを払った。

 3体は丈六仏と呼ばれ、高さ約2・7メートル。国の重要文化財で、中央に阿弥陀如来像、左右に薬師如来像が安置されている。

 僧侶らは先端に薄葉紙を付けたはたきで仏像を傷つけないように丁寧にすすを払った。清水秀法さん(31)は「すがすがしい気持ちで新年を迎えたい。平成が終わり新しい時代になるが、災害の少ない年になるといい」と願った。

 同寺では1週間ほどかけて、国宝や重要文化財を含む仏像のすす払いを行う。正月三が日の初詣客は例年並みの10万人を見込む。