東日本大震災で被災し、昨年7月に再建された陸前高田市高田町の市立図書館(戸羽良一館長)の人気が高まっている。市内外から毎月約1万人が訪れ、11月には来館20万人を達成。地元の団体や商店と連携した企画を展開し、憩いの空間として幅広い世代に浸透している。

 柱や床に県産木材を使った同館はソファ席やテラスもあり、ゆったりした音楽が流れる。本や新聞を読む人だけでなく、勉強する高校生やパソコンで仕事をする人、ゲームを楽しむ小学生の姿も見られる。

 人気は料理や手芸など趣味の本や小説で、市内にレンタル店がないためCDやDVDの貸し出しも多い。大活字の本や名作の朗読CD、写真集もあり、細かい字が読みにくいお年寄りなども利用しやすい。

 市民のほか近隣市町の住民も利用登録できるのが特長で、司書の元木香代さん(49)は「気仙沼市などから隣の公園に遊びに来て、本を借りて帰る親子連れが多い」と分析する。