県の火山活動に関する検討会(座長・斎藤徳美岩手大名誉教授)は19日、盛岡市内で会合を開いた。栗駒山の活動は平穏としたが、昭和湖付近の火山ガス(硫化水素)の濃度が基準値(10ppm)の20倍を超える時があり「大変危険な状態で要注意」と指摘した。

 常時観測対象の栗駒山、岩手山、秋田駒ケ岳を評価した。栗駒山の火山ガス濃度は9月までの3カ月半で、昭和湖付近で200ppmを複数回上回った。瞬間最大値は241ppm。地獄谷付近でも20ppmを計測した時があった。

 斎藤座長によると、火山ガスの専門家から「放っておける状態ではなく、すぐに対応が必要だ」との指摘があり、同検討会は栗駒山のある一関市などに対応を求めた。斎藤座長は「登山シーズンまでに具体的な対応が必要だ」と述べた。火山活動状況は平穏とした。

 昭和湖周辺は景観が良い休憩スポット。登山者は安全のため立ち止まらない、近づかないなどの対応が必要になりそうだ。