アジア最長となる大気中の二酸化炭素(CO2)濃度観測などを行う大船渡市三陸町綾里(りょうり)の気象庁大気環境観測所(吉田雅司所長)は、2019年度から無人化する。職員が5人常駐しているが、機械化で遠隔操作が可能になった。観測種目は維持する。地球温暖化対策の議論の基本を担う同観測所の無人化に、住民は寂しさを感じている。

 綾里崎先端に位置する同観測所は、1987年1月からCO2連続観測を開始。本州唯一の観測所で、フロン類、一酸化二窒素なども長期観測する。

 無人化は観測所のガスボンベの切り替えや装置の除湿など、職員が担ってきた機器の保守業務を代替する機械導入にめどが立ち、効率化の観点から決定。東京の気象庁本庁へ観測データをリアルタイムで送信する体制も充実させる。