県産リンゴがベトナムで人気を集めている。岩手中央農協(紫波町)が2016年産から輸出事業を展開。同農協の協力を受け、現地で販売を始めた盛岡市のラーメン店柳家(大信田和彦社長)は、初年度の17年産約1・9トンが2日間で完売。人気を受け、18年産は輸出量を2倍に増やす。日本食ブームで市場が広がる同国での販売拡大に関係者は期待を高める。

 同社は17日、盛岡市下飯岡の同農協都南選果場で、今年1月に続く同国への2回目の出荷作業を行った。輸送を担う白金運輸(奥州市)や同農協スタッフらと同農協管内で栽培されたシナノゴールドやはるかなど約3・8トンを約380箱に詰め、次々とトラックへ積み込んだ。

 仙台港からは船便で同国・ハイフォンの港へ運ばれ、来年1月上旬にハノイに到着する予定だ。柳家が同国へのリンゴ輸出を始めたのは16年、ハノイにベトナム店を開店したことがきっかけ。現地でリンゴの需要の高さを知り、17年産から富裕層向けにハノイの同社店舗の店頭で販売した。贈答用などに喜ばれ、2日間で完売した。