滝沢市室小路の映像制作会社アイ企画(阿部昭三郎代表)は、東日本大震災直後から被災地の子どもたちに行ってきた「アフリカ野生動物カレンダー」の寄贈を2019年版で終える。震災から7年半。阿部さんも88歳になり、支援の継続が困難になった。阿部さんは「たくさんの子どもたちと巡り合うことができた」と万感の思いを込める。

 19年版のカレンダーは見開きA3版、14枚。生後間もない愛くるしい姿のライオンや屈強なバファローなど、阿部さん自身がアフリカで撮影した写真を使う。約8千人に届ける予定だ。

 寄贈を始めたのは震災直後の11年3月末。被災地の惨状を目の当たりにし「子どもたちに笑顔を届けたい」と思い立った。阿部さんと交流があった漫画家のちばてつやさん、萩尾望都(もと)さんら県内外の個人、団体も賛同。イラストやメッセージを添えて、これまでに岩手、宮城、福島の被災3県の児童生徒約8万4千人に届けてきた。