県内で「定期購入」を巡る消費者相談が相次いでいる。特に目立つのが、インターネット上の広告を見て1回限りのつもりで商品を購入したものの、数カ月の定期購入の契約が結ばれていた-との相談だ。健康食品や美容関連商品を購入した女性からの相談が増加。スマートフォンから気軽に申し込み、トラブルに発展したケースも目立つ。県内の相談機関は、購入前に契約条件をしっかり確認するよう注意を呼び掛ける。

 盛岡市内の30代会社員男性は、スマートフォンのゲーム中に表示された広告から「お試し価格」で980円の化粧水を購入した。1カ月後に2回目の商品が届いたことで4回分約2万円の定期購入だったと気付き、盛岡市消費生活センターに相談。解約できたが、1回分の正規料金約7千円を支払った。男性は「1回と思い込み、気軽に申し込んでしまった」と悔やむ。

 同様の相談は増えている。県民生活センターによると、県内各地の相談所に寄せられた定期購入に関する相談は2013年度は35件だったが、17年度は224件。17年12月施行の改正特定商取引法では、定期購入契約を結ぶ際、定期購入の明示や金額、契約期間などを表示する義務が追加されたが、大幅減には至っていない。

 相談は最寄りの消費生活センターにつなぐ消費者ホットライン「188」へ。