自動車部品大手デンソーの完全子会社デンソー岩手(金ケ崎町、資本金23億5千万円、伊藤秀一社長)が建設を進めていた自動車用メーターなど製造の新工場が完成した。14日に現地を訪れたデンソーの山中康司副社長は新しい生産ラインについて「数年でいっぱいになる」との見通しを示した。東北でトヨタ自動車が進める小型車生産拠点化の進展に合わせて工場の拡張を判断するもようだ。

 山中副社長は記者会見し「トヨタが中心となって東北で進める(小型車の)生産増強に我々も寄り添う」との姿勢を強調した。一方、今後の工場拡張については「現時点で詳しい計画はない」と述べるにとどめた。

 従業員態勢を現在の約820人から2020年度をめどに千人まで増やす方針で、人材確保に向けて「大学と共同研究や連携事業を進め、学生に会社を知ってもらいたい」と語った。