紫波町片寄の高橋酒造店(高橋良司代表)で「堀の井」の新酒造りが最盛期を迎えている。紫波の最低気温が氷点下1・7度(平年比1・0度高)と冷え込んだ14日朝も、甘い香りと湯気が漂う蔵で、蔵人が伝統の技で仕込みに励んだ。

 外気の温度とほぼ変わらない木造建築の酒蔵。4人の蔵人の姿が湯気でかすむ。直径1・8メートルで800キロ入る蒸し器「甑(こしき)」から蒸し米を掘り、種麹(こうじ)を混ぜて手でほぐしながら熱を冷ます。その後、麹室やタンクへ運び出す。