名実共にサッカーのまちを掲げる遠野市で、学童野球熱が高まっている。2年前の市選抜(菊池崇代表)結成を契機に、東北各地の強豪との対戦機会が急増。レベルの高い舞台への扉が開かれ、球児らのモチベーションにつながっている。10月には東北各地の選抜チームが集う大会で優勝するなど実力も急成長で、関係者はさらなる競技環境の向上に情熱を注いでいる。

 今年の市選抜は、市内七つのクラブチームの6年生23人で結成。各チームの大会が一段落した8月にメンバーが参集し、投手と捕手の呼吸合わせや守備の連係確認に取り組んできた。

 練習は週1回と決して多くない分、選手一人一人の集中力が磨かれた。東北選抜クラブ学童軟式野球選手権大会(10月27~28日、青森県平川市)では準決勝までの3試合を5失点に抑え、決勝では初回に4点を先制し8-4で八戸市選抜に勝利。堅実な守備と、効果的にビッグイニングをつくる野球で初の「東北タイトル」を手中に収めた。

 主力投手として活躍した菊池琉太君(遠野北小6年)は「選抜チームあってこその大舞台で、優勝に貢献できてうれしい。もっとうまくなって多くの結果を残したい」と気持ちを高める。