北上市のNPO法人日本地域振興ネット協会(佐藤基(もとし)理事長)は、同市北鬼柳のやさか幼稚園(金子祐子園長、園児115人)に沿岸の園児が描いた三陸鉄道の絵を飾っている。三鉄に乗ったことがある同園の子どもたちは、絵を見て沿岸への思いを巡らせる。

 同法人の東日本大震災復興支援で、2018年に三陸鉄道に乗った久慈、釜石、大船渡3市の4幼稚・保育園の園児約120人分を掲示。子どもたちが描いた思い出を内陸の園児らに見てもらおうと企画した。

 色鮮やかな作品を見た佐藤翔哉(しょうや)ちゃん(6)は「楽しい絵がいっぱい」、平松枇那(ひな)ちゃん(6)は「(絵を描いた子と)一緒に乗りたい」と目を輝かせた。

 同法人は13年から、いきいき岩手支援財団(小向正吾理事長)の協力で園児を三陸鉄道に乗せる活動を継続。15、16年にはやさか幼稚園の園児も参加した。佐藤理事長(60)は「沿岸と内陸のつながりを大切に支援を継続したい」と力を込める。