日増しに冷え込みが増し、感染症に注意が必要な季節がやってきた。昨季は1医療機関当たりのインフルエンザ患者数が56・98人に上り、2011、12年季以来5季ぶりに50人を超えた。今季の本格的な流行はこれからだが、学級閉鎖する学校が出始めているほか、ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎にも注意が必要。手洗い、うがいなど予防の徹底が重要だ。

 盛岡市若園町の城南小(大西洋悦校長、児童405人)では午前10時半すぎ、業間休みに外で遊んでいた児童たちが校内の手洗い場に行列。せっけんでしっかりと手を洗い、殺菌効果のあるカテキンを含むお茶でうがいをする。

 県環境保健研究センターの梶田弘子保健科学部長によると、感染症予防の基本は手洗い。せっけんをよく泡立てて手のひら、手の甲、指の間、一本一本の指、指先、手首を2分半~3分かけて丁寧に洗い、流水で洗い流すのがポイントだ。

 洗い残しが多いのは指先や指の間、親指、手首。手の甲側の洗い残しも目立つ。ただし、洗いすぎにも注意が必要。手肌が乾燥すると皮膚の奥に細菌が入り込んで落ちにくくなるため、ハンドクリームなどでの保湿も大切だ。