大船渡市末崎町の熊谷武さん(39)は11日、出身地の同町に鶏肉料理をメインとした「お食事処(どころ)からん」を開店した。東日本大震災で大きな被害を受けた地元を応援したいと2016年冬に福島県広野町からUターン。飲食店経営は初挑戦だが「地域のみんなが気軽に集まる場所にしたい」とまちの復興後押しに向けて意気込んでいる。

 営業開始の午前11時半と同時に、オープンを待っていた客が続々と来店。ささみカツ定食を食べた同市赤崎町の会社員下山浩二さん(43)は「肉がやわらかくておいしかった。末崎には仕事でよく来るので頑張ってほしい」と期待した。

 東日本大震災発生時、福島県広野町の化学工場に勤めていた熊谷さん。原発事故の影響で避難生活を経て仕事を再開したが、古里復興への思いが募り帰郷。元々料理が得意で、大船渡市内の飲食店で経験を積み、開業にこぎ着けた。

 営業時間は午前11時半~午後1時半、同5時~同8時。月曜定休。問い合わせは同店(080・2210・4553)へ。