県は10日、東日本大震災で砂浜が流失した釜石市鵜住居(うのすまい)町の根浜海岸の砂浜人工再生を2020年夏までに完了させる方針を示した。工期は来年1月から同7月中旬までと、20年1月から同6月末までの2期に分ける。

 市内で開かれた根浜海岸砂浜再生懇談会(座長・田中仁東北大大学院教授)で地元の委員ら9人に説明した。再生する砂浜は延長450メートル、幅は震災前と同じ30メートル。北側に70メートルの砂防突堤1基を整備する。

 工事で海水が濁るなどの景観に配慮し、19年に同地域で開かれるラグビーワールドカップ(W杯)開催中は回避する。砂の海岸への定着状況を確認するために2期に分けて工事を行い、1期目は南側から砂浜延長約150メートルエリア、2期目は残りのエリアで行う。

 工事を終えたエリアは安全性が確認されれば、来年夏に遊泳開放する可能性もあるという。