2025年国際博覧会(万博)の開催地に大阪市が決まった。11月23日にパリで開かれた博覧会国際事務局(BIE)総会に出席した誘致特使の中村富安さん(64)=北上市出身=に誘致成功の背景や万博への期待を聞いた。投票直前の最終プレゼンテーションも担当した中村さんは、誘致実現の要因を「官民連携の強さ」と説明。外国人客誘致の好機であり「世界中の人と交流できる」と強調し、本県の積極的な参加を促した。

(聞き手は東京支社・斎藤孟)

 -開催決定時の心境は。

 「もちろんうれしい気持ちはあった。それ以上に特使の責任を果たせた安堵(あんど)感が強かった」

 -本県の関わり方は。

 「世界中から人々が訪れる。万博だけ見て帰る人はいない。いかにインバウンド(訪日外国人客)を岩手に呼び込むかだ。会員制交流サイト(SNS)など何でもいいので、岩手でできる体験を発信し、行ってみたいと思ってもらえるよう工夫してほしい」