サッカーJ3参入5年目のグルージャ盛岡は、17チーム中13位で今季を終えた。待望久しいストライカーの誕生や、新フォーメーションへの切り替えが実を結び、目標の勝ち点40を達成。3連勝した終盤には地力が備わりつつあることを示したが、シーズンを通じて失点が多く1桁順位に届かなかった。

 今季は半数以上の選手が入れ替わり、スタメンの顔ぶれが一新。その中で大卒ルーキーのFW谷口海斗が実力を発揮した。

 右膝の負傷で開幕に間に合わなかったが、5月に復帰し、6月にJ初ゴール。その後は持ち前の運動量を生かしてスタメンの座を譲らず、23試合でチーム最多、リーグ5位の15得点を挙げた。

 谷口の復帰とほぼ同時に、フォーメーションを4-4-2から3-4-2-1に変更。FW宮市剛をトップに据え、2シャドーの左に谷口、右にFW藤沼拓夢を置く形が奏功し、攻撃の歯車がかみ合いだした。

 しかし、守備で苦しんだ。「失点の多さが勝ち点の伸び悩みにつながった」(菊池利三監督)。福田友也を除く守備陣はけがなどで毎試合のようにメンバーが変わり、リーグワーストの56失点。完封勝利は4試合にとどまった。