岩手労働局(永田有(たもつ)局長)は30日、10月の県内雇用状況を公表し、新規求人倍率(季節調整値)は2・08倍(前月比0・06ポイント増)と1963年の統計開始以来の最高値を更新した。新規求人数には未充足のまま期限(3カ月)を経過して再び出された求人も含まれ、深刻な人手不足を反映した。有効求人倍率は1・46倍(同0・01ポイント増)だった。

 新規求人倍率は、当月に出された新規求人数を新規求職者数で割り、季節調整した値。これまでの最高は9月と昨年12月の2・02倍。新規求人数は1万1572人(同6・7%増)に対し、新規求職者数は5566人(同3・5%増)だった。

 産業別の新規求人数(原数値)は建設業1385人(前年同期比8・6%増)。盛岡公共職業安定所では、本県沿岸部や宮城県気仙沼市、福島県内で仮設足場工事を行う事業所の大量求人があった。電気工事士も含め、未充足のまま求人が更新されるケースが多い。運輸・郵便業758人(同26・5%増)、宿泊・飲食サービス業1493人(同46・4%増)も大幅に増えた。