耐久消費財の三種の神器といえば、かつては冷蔵庫、洗濯機、白黒テレビ。時代を経て暮らしの家電も様変わりし、全自動洗濯乾燥機、食器洗い機、ロボット掃除機が現代の御三家らしい

▼共働きのわが家も、前者二つを活用している。というより、無くてはならない存在だ。以前、知人宅で関西弁を話すロボット掃除機にときめいたが、荷物があふれる部屋では宝の持ち腐れになるだろうと諦めた

▼そこにニーズがあるから、家電が進化する。総務省の生活時間調査によると、6歳未満の子どもを持つ世帯の妻は、家事や育児などに費やす時間が1週間で計7時間34分だった。それに対して夫は1時間23分だ

▼妻の家事は20年前と比べ約1時間減ったがその分、育児が増えている。食洗機や洗濯機に汚れものを放り込みつつ、入浴の世話や絵本読み聞かせ。時短家電を駆使しながら、やり繰りしている日常が目に浮かぶ

▼「飲まなければ、やっていられない」と缶ビールを開け、夕飯作りに取り掛かる友人。家事や育児が一方に偏りがちな場合、いろんな「ながら」がないとつらくなる。話し合いの末、食洗機購入に至ったという

▼子どもの成長につれて少しずつ料理や洗濯を教える家庭も。みそ汁を作って待っていたと聞けば、うらやましい。機械もいいが、人の手を育てる時間を大切にしたい。