笑いの本場で、輝きたい-。花巻市中北万丁目出身の横地真平さん(23)は、大阪市の吉本新喜劇の座員として舞台に立っている。運営するよしもとクリエイティブ・エージェンシーによると、東北出身者のオーディション合格者は初めて。10月に大阪市で行われた本公演に初出演を果たし、13日からは京都市で1週間出演する。「誰もが知る芸人になる」との思いを胸に、本県出身の新星がお笑いの名門で輝く。

 大阪市のなんばグランド花月で行われた10月からの本公演。横地さんは、酒井藍座長が演じる「小学生の仲居さん」と仲良しの同級生役で出演した。声の高低を操り、会場の笑いを誘う。延べ2週間で30回以上の舞台をやりきった。

 まだ緊張は取れず、座長からは「ぼける前に力が入りすぎて芝居になっていない」と厳しい指摘も。「テレビでは当たり前に見えていたが、タイミングを読むのに苦労している」とまだまだ稽古が必要と感じるが「出番をもらうたびにせりふが増え、役柄も重要になってきている」と手応えもつかむ。13日からは京都市のよしもと祇園花月で、1週間の出演が決まっている。

 基本的に関西弁で演じるが、郷土愛は忘れない。岩手の方言も多用し「岩手や花巻の発信を担えるスターになりたい。自分の芸の力で食べ、誰もが知る芸人になる」と誓う。