【東京支社】柴山昌彦文部科学相は6日の記者会見で、政府が世界文化遺産への推薦を見送った一戸町の御所野遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」について「これまでの経緯を踏まえると次の有力な候補となるのではないか」と述べた。

 柴山氏は7月に国の文化審議会が縄文遺跡群を世界遺産候補に値すると評価したことに触れ「こうした評価を踏まえつつ検討する」と指摘した。一方、政府推薦に向けた今後の見通しや「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」(新潟)など他の国内候補の推薦可能性については「予断を持って話すのは控えたい」と述べるにとどめた。

 文科相の「次の有力候補」発言に対し、県文化振興課の佐藤嘉広世界遺産担当課長は「文化審議会の評価を踏まえるのは当然だ」と述べ、2021年登録に向けた来年度の推薦決定に期待を寄せる。