県競馬組合(管理者・達増知事)は6日、岩手競馬出走馬から今季3頭目の禁止薬物陽性馬が出たことを受け、開催を当面自粛すると発表した。少なくとも10~12日の水沢開催は見送り、約7900万円の減収を見込む。向こう1~2週間で監視体制の強化を講じるが、原因は今のところ不明。岩手競馬の存続条件である「単年度収支均衡」をクリアできるか難しい対応が迫られる。

 内宮明俊副管理者らは盛岡市の盛岡競馬場で記者会見。「一日も早く信頼回復と再発防止に向け対策を講じる」と述べ、謝罪した。

 組合によると、自粛は直近開催日の10日から。管理強化として▽現在150台ある監視カメラを増やし死角を消す▽警備員の24時間配置▽各厩舎(きゅうしゃ)スタッフが泊まり込むなどの自衛強化―を講じる。1~2週間を要し、完了後に再開するかを判断する。

 カメラ増設など新規の対策経費は、9月の補正予算で確保した対策費1億円の範囲で賄う。