県競馬組合(管理者・達増知事)は5日、盛岡市の盛岡競馬場で10月28日出走した競走馬1頭から禁止薬物の筋肉増強剤が検出されたと発表した。検出は7月29日のレース以降、3件目。組合の監視強化や県警の捜査が進められる中、隙を突いて与えられた可能性がある。今後の開催日程や収支への大きな影響は避けられなさそうだ。

 岩手競馬では7月29日の盛岡開催、9月10日の水沢開催で、いずれも2着に入った馬からボルデノンが検出された。3件とも水沢の厩舎に所属する。

 組合は1件目を受け8月9日に盛岡、水沢の全厩舎を立ち入り検査。2件目判明後の9月20日には、所属全717頭の出走前全頭検査の方針を表明し、同22日の盛岡開催を中止した。この検査では、陽性馬はなかった。

 組合は9月以降、盛岡、水沢の全厩舎に監視カメラを順次設置。警備員の増員や厩舎エリアなどに出入りできる関係者証の更新、競走馬に与える飼料の検査を進めてきた。県警は組合の連絡を受け、競馬法違反の疑いで捜査している。