盛岡市出身の政治家原敬(1856~1921年)の命日の4日、遺徳をしのぶ行事が市内各地で開かれた。今年は原の首相就任から100周年の節目。参加者は民主政治の礎を築いた郷土の先人に思いを巡らせ、偉業を後世に伝承していくことを誓った。

 原の菩提(ぼだい)寺である同市の大慈寺(松居信善住職)では第98回原敬忌追悼会(原敬を想(おも)う会主催)が営まれ、約100人が参列。会長の谷藤裕明市長が「原先生は平民宰相として国民生活の向上に命を懸けた。郷土盛岡の発展をいつまでも見守ってほしい」と追悼の言葉を述べた。参列者は読経の中、1人ずつ焼香し、静かに手を合わせた。

 大慈寺小の3、4年生約60人が原の生き方を歌詞に刻んだ校歌を斉唱。「常に思いやりの心を持ち、挑戦することを忘れない」と誓った。