テレビドラマは録画しておいて、暇をみつけてまとめ見することが多い。本紙の放送ウイークリーによると、今秋開始の中では「まんぷく」(NHK)、「獣になれない私たち」(日本テレビ)の評価が高いようだ

▼個人的には、「ハラスメントゲーム」(BSテレ東)が面白い。老舗スーパーのコンプライアンス室長(唐沢寿明)が部下(広瀬アリス)とともに社内で起こるハラスメント(嫌がらせ)を解決していく物語だ

▼脚本は高視聴率を記録した「白い巨塔」などを手がけた井上由美子のオリジナル。セクハラやパワハラを巡る主演2人の掛け合いが笑える。社長と常務の権力争いなど硬派な経済ドラマの一面もあり物語を盛り上げる

▼何でもかんでも「ハラスメントだ」と騒ぎ立てることをハラスメント・ハラスメント、略してハラ・ハラという。上司や同僚を陥れたりカネ目当てだったりと悪意がある場合もあるから、ドラマの題材にはもってこいかもしれない

▼「『ハラ・ハラ』社員が会社を潰す」(野崎大輔著)には、社会保険労務士が見た具体例が紹介されている。クレーマーのような主張にみんなが振り回され疲弊する。まさに「不毛の争い」だ

▼職場でそんなトラブルに巻き込まれたら…。想像を広げると嫌な気持ちになるが、ドラマならスカッと解決してくれるから安心だ。