政府は2日、2020年の世界遺産登録を目指す候補として自然遺産の「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島(いりおもてじま)(鹿児島、沖縄県)を国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦することを決めた。菅義偉官房長官が同日の記者会見で発表した。今年7月に文化審議会が文化遺産候補として選んだ一戸町の御所野遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の推薦は、来年度以降に見送られ、最短で21年の登録を目指すことになった。

 ユネスコへの推薦枠は1国1件に制限されており、「自然」と「文化」のどちらの候補を推薦するか政府内で調整していた。

 菅氏は会見で、奄美・沖縄を選んだ理由に関し「それぞれ固有の価値があり甲乙つけがたいが、ユネスコが自然遺産候補を優先的に審査対象とする方針であることを踏まえ決定した」と説明した。