花巻市葛に伝わる葛神楽の400年記念式典は25日、同市葛の葛郷土芸能伝承館で行われた。葛神楽は江戸期を起源とし地元で脈々と受け継いできた。同日は保存会(瀬川正志会長、15人)メンバーが美しい舞を披露、継承への決意を新たにした。伝統芸能団体の多くは後継者難にある中で若い担い手も育っており、地域一体で葛神楽の発展を願った。

 関係者や地域住民ら約100人が出席。瀬川会長(73)は「保存会のメンバーは少ないが、次代を担う若い世代がおり心強い。地域と神楽の関わりを考え、普及に努めたい」と式辞を述べた。

 式典では天女の舞を披露した。笛や太鼓の音に合わせて優雅に舞い、大きな拍手を受けた。同市大迫町の早池峰神楽の岳神楽が賛助出演し、諷誦(ふうしょう)の舞と権現舞を披露した。