【ルカ(フィンランド)共同】ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は24日、フィンランドのルカで個人第2戦(ヒルサイズ=HS142メートル)が行われ、平昌冬季五輪ノーマルヒル7位で22歳の小林陵侑(土屋ホーム、盛岡中央高)が138・5メートルを飛び、142・0点で初優勝を果たした。3位に入った第1戦に続く表彰台。日本男子のW杯ジャンプ勝利は、昨年11月に初優勝した兄の小林潤志郎(雪印メグミルク、盛岡中央高-東海大)以来で2季連続。平昌五輪ラージヒル覇者で昨季の個人総合王者のカミル・ストッフ(ポーランド)が2位に入った。強風で開始が遅れたため、競技は1回の飛躍で争われた。小林潤は17位、中村直幹(東海大)は28位、葛西紀明(土屋ホーム)は38位、伊東大貴(雪印メグミルク)は52位、竹内択(北野建設)は58位だった。

助走変え、飛び出し強く

 早々に今季の目標を達成した。ルカ名物の強風が吹き荒れ、1回勝負となった個人第2戦。公式練習を回避した小林陵侑はぶっつけ本番で会心の飛躍を繰り出し、初めてW杯を制した。表彰台の中央で両腕を突き上げ「1本だったにせよ、優勝は優勝なのでうれしい」と笑みを広げた。

 好調の主因は夏に助走路の滑りを変えたことだ。2季連続でW杯個人総合3位のタンデ(ノルウェー)を参考に、パワーをしっかりため込めるスタイルをものにした。秋には既に「今季は優勝できる」と感じたという。この日のようにスタート位置が低く、助走速度が遅めの試合でも力強く飛び出せており、土屋ホームの監督を兼任する葛西も「無駄が一つもない」と目を細める。