2020年東京五輪・パラリンピックの「復興『ありがとう』ホストタウン」に登録された山田町は24日、同町船越の船越小放課後児童クラブ「オランダ島ハウス」で、オランダの文化や歴史を学ぶイベントを開催した。東日本大震災の復興支援の縁があり、五輪本番を見据えた交流拡大に期待を込めた。

 東京五輪・パラリンピックを機に被災自治体の住民と、支援国出身者の交流を促進するホストタウン事業として、町が企画した第1弾。町内5小学校の児童17人が江戸時代にオランダ商船が山田湾に漂着した歴史や、友好都市のザイスト市との交流を学んだ。

 オランダの定番ゲーム「シューレン」で遊び、お菓子やチーズの食も楽しんだ。船越小5年の田中結奈さんは「普段は宿題したり外で遊んでいるが、初めてやったゲームは楽しかった」と目を輝かせた。

 山田町では、オランダ関係企業・団体が震災直後に一般社団法人オランダ島を結成し、町に同ハウスとバスを寄贈。来年5月のハウス寄贈5周年に向けて、チューリップの球根500個も外庭に植えた。

 町は在日オランダ人家族の招待や、オランダのオリンピアンによる講演会も構想している。吉田雅之副町長は「オランダを知り、体感して身近な存在になってもらいたい。五輪後も町が発展するような交流を続けたい」と期待する。