競走馬からの相次ぐ禁止薬物検出で開催を中止していた岩手競馬は24日、3週ぶりに奥州市の水沢競馬場でレースを再開した。県競馬組合(管理者・達増知事)は、再発防止策強化や水沢厩舎(きゅうしゃ)の馬に限った出走前検査実施などで「公正な体制が整った」と判断。だが、薬物混入の根本的原因は特定されておらず、再発への懸念が十分に払拭(ふっしょく)されたとは言い難い。今後いかにファンや県民の信頼を回復していくか注視される。

 水沢競馬場は同日、レース再開を待ちわびた多くのファンや家族連れでにぎわった。全11レースに115頭が出走。寒空の下、訪れた人は迫力あるレースに見入り、騎手や競走馬に熱い声援を送った。一方、薬物検出の原因が分からないまま再開することへの不安、早期の原因究明を求める厳しい声も上がった。

 組合によると、同日の水沢の本場入場者数は1975人。本場発売額は前年同期比4・2%増の1575万6100円だった。