JR盛岡支社、三陸鉄道は23日、東日本大震災で被災し休止中のJR山田線宮古-釜石間(55・4キロ)の駅見学会を行った。来年3月23日からの三陸鉄道一貫経営に向け、順調に進む復旧をアピール。見学した住民らは全線開通後の生活を心待ちにした。

 沿線の宮古、山田、大槌、釜石の4市町の地域住民約90人が4駅を見学。山田町織笠の織笠駅ではオランダ島を模した丸い屋根や、海の透明感をイメージしたガラス張りのデザインが関心を集めた。

 宮古-釜石間は津波で線路が約8・5キロ、駅舎が7カ所被災。JRが工事を進める駅舎やホーム、レールはほぼ復旧済みで、残る陸中山田(山田町)、大槌(大槌町)の2駅は自治体が整備を進める。来年1月下旬に試運転開始予定。

 三鉄は、JRから移管される宮古-釜石間と、現在の北リアス線久慈-宮古間(71・0キロ)、南リアス線釜石-大船渡・盛間(36・6キロ)を一本化。国内第三セクター鉄道で最長の163・0キロの「リアス線」として再出発する。