大槌町末広町のおしゃっちが、木材利用推進中央協議会主催の木材利用優良施設コンクールで全国3位に当たる林野庁長官賞(3点)に輝いた。東日本大震災の復興拠点として町が整備。町民が待ち望んだ交流の場、震災伝承の場として今年6月に開館した。ワークショップなどを通じて設計、施工段階で多くの町民が関わっており、関係者は受賞を喜ぶ。

 おしゃっちは木造3階建て、延べ床面積2217平方メートルで約半分は地元のスギなど県産材を使用。設計の工夫で耐震性、安全性が確保され、図書館は柱がなく開放的な空間となっている。多目的ホールや震災伝承展示室も設置。昨年5月に釜石市平田で発生した林野火災の被災木を活用したテーブルや椅子の設置も評価された。

 構想から3年がかりで開館したおしゃっちは、町民参加のワークショップや上棟式などを行い、幅広い世代の意見を吸い上げた。シンボルマークは木造建築の構造がモチーフで、町をみんなで支え、つながる形をイメージしている。