紫波町の岩手中央農協(浅沼清一組合長)は22日、カナダに輸出する県産リンゴ90キロを箱詰めした。農林水産省によると、6月の規制緩和後、初の輸出。来週にもサンプルとして空輸する。12月末には本格的に出荷し、来年2月には現地でPRイベントを開くなど県産リンゴの消費拡大とブランド力向上を推し進める。

 同農協職員が盛岡市下飯岡の輸出用リンゴ予冷施設で作業し、シナノスイートとシナノゴールドを各45キロずつ、病気や傷の有無を確認しながら箱詰めした。26日に成田空港で検疫を受け、カナダのトロントとバンクーバーに向け空輸。現地の輸入業者がスーパーなどへの営業活動に使い、店頭用の注文を受ける。

 カナダへの輸出には、盛岡市、紫波町、矢巾町の11園地で生産する紅いわて、ふじ、はるかなど11品種、計1300本の木を指定。11月までに輸出が順次許可され、20日にカナダ側の輸入許可が下りた。本年度は約400キロを輸出し、来年度以降はさらに増やす。