名画「モナリザ」で有名な芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452~1519年)は、科学分野も熱心に研究し、たくさんのアイデアを紙に残しました。なかでも現在の自動車やハングライダー、ヘリコプターのもとになるような、現代では当たり前の部品や装置を500年も前に考えていました。12月1日から始まる「レオナルド・ダ・ヴィンチ もう一つの遺産展~知られざるルネサンスの科学技術者」では、「人類史上最も多才な人物」と言われる天才の頭脳に迫ります。

 ダ・ヴィンチが残した直筆のメモは「手稿(しゅこう)」と呼ばれ、約8千ページが現存しています。その中身は機械をはじめ軍事、天文、都市計画、舞台装置、哲学など幅広く、人体の解剖図もあります。

手稿をもとに再現した「印刷機」の模型

 ダ・ヴィンチの死後、人類の宝とも言える手稿は金持ちや権力者にわたり、散り散りになりました。1796年にはナポレオンが戦利品としてフランスに持ち帰りました。

 現在は「アトランティコ手稿」「パリ手稿」などの名前で、世界各国の博物館や図書館で保存されています。マイクロソフト社生みの親のビル・ゲイツは「レスター手稿」を高額で購入し個人で所有しています。

 展覧会では手稿を立体的な模型にして展示するので、実際に動かして体験できるものもあります。代表作「最後の晩餐」のきめ細かな映像も展示します。いろいろな角度からダ・ヴィンチの「発想のタネ」を研究してみませんか。

 盛岡市盛岡駅西通の市民文化ホールにて。

 1月20日まで開催(月曜日と年末年始休館、12月24日、1月14日は開館)。詳細はこちらから