釜石地方森林組合(久保知久組合長)は昨年5月に釜石市平田で発生した林野火災の被災木を活用した「一本歯半分下駄(げた)」を販売している。通常の半分の長さで歯が1本の作り。森林復旧の寄付をした雫石町在住の漫画家そのだつくしさんがプロデュースした。来年に控えるラグビーワールドカップ(W杯)で訪れる外国人に日本の伝統文化を伝える土産品としても注目を集めそうだ。

 下駄は被災木の多くを占めるスギ材を使い、縦、横12・5センチ、厚さ2・5センチ。足裏が当たる面に彫り込まれた溝が歩きやすさのポイントで、下駄の上で足が滑らず安定する。地面に当たる歯の部分には厚めのゴムを取り付け、滑りにくく工夫した。

 1足8715円(税込み)で売り上げの一部は火災現場に植樹する苗木購入などに活用。釜石市片岸町の同組合、甲子町の道の駅釜石仙人峠、鈴子町のシープラザ釜石内かまいし特産店で購入できる。問い合わせは同組合(0193・28・4244)へ。