久慈市の夏井中(柏舘秀一校長、生徒58人)は今年、地域伝統の夏井大梵天(だいぼんてん)神楽の継承に力を入れている。生徒有志が同神楽保存会(播磨孝則会長)の協力で練習していたが、22日の県中学校総合文化祭(県中総文祭、県中文連主催)舞台発表部門への出演をきっかけに全校練習を開始。今後も継続して伝統文化に親しむ。

 生徒たちは放課後、体育館で練習を開始。笛や太鼓の音に合わせ、舞手が軽快に跳びはねた。3年の斉藤花菜さんは「失敗しないよう慎重に、でも堂々と踊りたい」と汗を拭う。

 同神楽は1999年、県無形民俗文化財に指定。夏井市民センターが毎年数度、保存会による神楽教室を開いており、同校生徒や地域の児童ら10人ほどが参加している。

 県中総文祭には教室参加者だけでも出場できるが、同校はこれを機に学校一丸で取り組むことにし、9月から総合学習で全校練習や衣装の烏帽子(えぼし)を製作。11月は部活動の時間も一部練習に充てた。