盛岡市大館町の音響機器製造販売業エンサウンド(資本金500万円、菅順一社長、従業員3人)は、自動車用シートに内蔵するスピーカーの開発に乗り出した。機器周辺を柔らかい素材で包み、高音質と振動を同時に楽しめる技術を活用。前身に位置づけるクッション型製品を2019年秋までに完成させ、20年ごろの実用化を目指す。

 従来のスピーカーは後方に流れる雑音を遮断するため、周囲に金属など硬く重い素材を使っているが、同社は布など柔らかい素材で雑音を抑え、リアルな音と振動を兼ね備える技術を持つ。菅社長(45)が09年に特許を取得し、10年には抱っこ型の小型商品ハグミーを発売した。

 開発する自動車向け製品は、この技術を活用したスピーカーをシートのヘッドレストや背もたれに内蔵する。電気自動車への導入も目指し、自動車関連メーカーに売り込む。新たな特許申請も検討する。