国際リニアコライダー(ILC)を巡り、一関市の市民団体「ILC誘致を考える会」は16日、日本学術会議が設置したILC計画の見直し案に関する検討委員会が14日に示した回答案について、支持する考えを表明した。

 同会共同代表の千坂嵃峰(げんぽう)氏と原田徹郎氏が市役所で会見。回答案で、放射性物質のトリチウム(三重水素)の処理など、環境への影響について地域住民と対話を進めることなどを指摘したことについて、千坂氏は「会として勝部修一関市長に強く要望していたことで、市長は市民と共にリスクを究明する役割を果たすべきだ」と強調した。

 インフラ整備などの経費負担についても「地元が多額の費用負担をしても科学的意義を認めて誘致したいのなら、市は明確な説明をすべきだ」と訴えた。

 また、同会のメンバー有志ら7人は16日、県庁を訪れ、ILCでの実験で生じる放射性物質の扱いについて東北ILC準備室に懸念を伝え、意見交換した。