高校生による歴史や文化財などの研究リポートを審査する第12回全国高校生歴史フォーラム(奈良県など主催)で釜石高(佐藤一也校長、生徒487人)3年生4人の南部藩の虎舞の起源に関する研究が優秀賞(5点)に輝いた。2015年から応募し、初受賞。17日に奈良大で開かれる催しで研究成果を発表し、自然災害で被災した古里の再興に果たした役割や伝承の意義などを発信する。

 メンバーは菊池知里(ちさと)さん、鈴木笙子(しょうこ)さん、多田栞(しおり)さん、佐々木滉士(こうし)さん。文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている同校は全校生徒がゼミ活動を行っており、郷土芸能に関心がある4人が集まって昨年春から始め、まとめた。

 テーマは「日本に虎がいないのに、なぜ虎舞があるのか」という素朴な疑問から生まれた。盛岡大教授の協力も得て▽広まり方▽虎舞の形態▽何のために舞うのか▽虎と海のつながり-などを文献や住民への聞き取りなどで調査した。

 同フォーラムには本県の釜石、岩泉の2校を含む全国45校から73点の応募があり、佳作5点も選ばれた。