創業91年の盛岡市盛岡駅前通の佐々木自転車商会(佐々木博子社長、従業員3人)が18日、閉店する。量販店の台頭などで売り上げが減り、卸部を構える同市上田の本店も来年4月に閉店予定。4代目の佐々木社長(65)は「悔いはあるが、これが私に与えられた役割かもしれない」と語り、祖父、父、夫とつないできた店の歴史に幕を下ろす。

 同店は1927(昭和2)年、佐々木社長の祖父仁太郎さん(故人)が盛岡駅前の別の場所で創業。戦時中の空襲で店舗が焼失し、終戦後に現在の場所で「小売部」として再開した。同市上田には卸部の本店を構えた。盛岡駅近くの立地を生かし、自転車の貸し出しを先駆けて始めると大盛況。汽車を降り、当時、同市菜園にあった食品市場に向かう買い物客の足として活用された。

 同店では閉店セールを実施中。1~3割引きで自転車用品などを販売している。午前9時~午後6時半。