国土交通省は15日、気象庁が警報を出すレベルの大雪の際、立ち往生が懸念される高速道路や国道の区間で、全ての車にタイヤチェーンの装着を今冬から義務付ける方針を公表した。過去に立ち往生が起きた場所や急坂などの約20区間を今月末から年度末までに順次指定し、来年度以降も加えて約200区間に広げる考えという。

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 県民からは安全対策に理解を示す意見がある一方「脱着所が混乱するのでは」など不安視する声も上がった。

 一関市花泉町の臨時職員神作知恵さん(52)は「積雪や凍結したときの運転で怖いと感じることがある。安全面では良いのかもしれない」と理解を示しつつ「チェーンのつけ方が分からない」と不安を抱く。

 同省は冬用タイヤ使用車にもチェーン装着を求める方向だ。過去にチェーンを使用したという盛岡市黒石野の主婦田村三恵子さん(46)は「使用しても滑る感覚があった。手間を考えると、前向きには受け止められない」と複雑な表情だ。