ビール製造販売のベアレン醸造所(盛岡市、木村剛代表取締役)は13日、米国記者団の取材を受けた。こだわりの設備と工程、味わい深いクラフトビールに記者から「非常に本格的で驚いた」との声が上がった。海外では酒類を含め日本の食に対する関心が高まる。同社はアジアを中心に輸出を進めており、北米展開に向けても手掛かりを得た。

 専門誌や通信社、電子メディアなどに寄稿する記者4人が盛岡市北山の同社を訪れた。嶌田(しまだ)洋一専務(51)らが案内し、麦汁の甘い香りが漂う工場で、1900年製の機械を使った麦芽の粉砕や06年製の銅製釜による仕込み、発酵、瓶詰めなどの工程を取材した。記者たちは盛んにメモを取り、設備や作業を撮影した。

 記者から「大都市圏の市場にいかに売り込むか」「売り上げの推移は」などの質問を受けた。嶌田専務は「売り上げは伸び続け需要に完全には応じ切れない状態。地元で愛飲していただけるようになったノウハウを生かし、市場開拓につなげたい」と答えた。