三陸鉄道(本社宮古市、中村一郎社長)は13日、来年3月23日のJR山田線宮古-釜石間(55・4キロ、運休中)移管後に導入する新車両4両を久慈市の北リアス線車両基地に搬入した。来年2月ごろから移管する同区間で試験運転する予定。東日本大震災後に途絶えていた地域の鉄路復活と、久慈市から大船渡市までの一貫運行に向けて同基地で最終調整する。

 新車両は機関車にけん引され、JR八戸線を経由して午後0時50分ごろ久慈駅に到着し、車両基地に入った。現行の普通車両と同じタイプで白い車体に赤と青のラインが入ったデザイン。トイレや砂まき装置を備える。定員は座席50人、立ち席60人の計110人。

 三鉄によると、新車両はJR東日本の移管協力金14億円を受けて、新潟県の工場で8両製造。先行して完成した4両が11日に同県を出発し、JR各線などを経由して到着した。残る4両は年明けに完成する見通し。運営移管後は現在保有する車両と合わせ26両体制でダイヤを組む。