二戸市福岡の南部美人(久慈浩介社長)は、同市下斗米の馬仙峡蔵の敷地内に、瓶詰め蔵と冷蔵倉庫を新築する。来年8月に完成後、本社の瓶詰め機能を移転し、本社は改修して見学や体験、試飲など「酒蔵ツーリズム」を楽しむ環境を整える。

 鉄骨平屋延べ床面積1887平方メートルの瓶詰め蔵と冷蔵倉庫を建て、食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」に対応させる予定。本社と馬仙峡蔵で行っている酒造りの体制は変えない。

 本社の改修は両施設の完成後に着手し、2020年3月までに終了。同4月から訪日外国人客を含む観光客を受け入れる。酒米を作る田んぼや酒造りの見学、体験を用意し、地元産の漆器で酒を提供するなど体験観光「にのへ型テロワール」の確立を計画する。