プレス加工、金型製造などを手掛ける長島製作所(一関市、資本金2千万円、新宮由紀子社長、従業員154人)は自動車部品を担う奥州市・前沢工場で、人工知能(AI)を搭載するロボット溶接ラインを導入する。県によると、自動車部品を製造する県内地場の量産工場のラインでAI採用は初めて。産業分野で人手不足が深刻化する中、成長に欠かせない生産性向上の先進的試みとして注目される。

 計画では来年2月までに、ロボット溶接ラインを現行の20本から28本に増強する。うち2本はAIを搭載する「インダストリー4・0ライン」とし、年内完成を見込む。

 AIはラインの設備寿命を予測して先々に起こりうる故障と生産中止の回避に役立つほか、これまで人手で対応していた部品の生産数量の自動計算が可能。作業の効率化と省力化が期待され、効果を見極めて徐々に搭載を拡充する想定だ。