岩手銀行(盛岡市、田口幸雄頭取)は9日、2019年3月期中間期(18年4~9月)決算を公表し、単体の経常収益は228億8600万円(前年同期比11・0%増)、中間純利益は27億4500万円(同1・6%減)の増収減益だった。資金運用収益など本業を伸ばしたが、与信費用がかさんだ。通期の業績予想に変更はない。

 増収は3期ぶり、減益は3期連続で、10期ぶりの増収減益となった。有価証券利息配当金や貸出金利息など資金運用収益、各種手数料に当たる役務取引等収益を伸ばし、本業のもうけを示すコア業務純益は43億9200万円(同23・96%増)となった。株式売却などで有価証券関係損益は前年同期の約5倍の22億8千万円に上った。しかし、貸倒引当金繰入額が膨らんだため、与信費用は34億900万円に上った。

 個人、法人預金は増えたが公金預金が減り預金残高は3兆278億円(同0・5%減)。貸出金残高は1兆7656億円(同4・8%増)。注力する中小企業向けを5502億円(同5・4%増)に伸ばした。

 自己資本比率は11・88%(同0・16ポイント減)。不良債権(金融再生法開示債権)比率は2・09%(同0・06ポイント減)となった。